活動事例

アモーレリフティング、カメラマンからの視点

当協会副代表理事であり、プロの水中フォログラファー西川隼矢さんからの視点で、アモーレリフティングの様子をお伝えします。
彼の力がなければ、アモーレリフティングは実現しませんでした。
世界初の試みを、事故なく安全に実施し、そして多くの方々の笑顔を引き出してくださった西川さんの、アモーレリフティングへの思いをぜひご覧ください。


副代表理事 西川隼矢

NPO法人日本プール利用推進協会 副代表理事
株式会社Rockin’Pool 代表取締役
プール専門のプロフォトグラファー鹿屋体育大学卒。アテネ五輪代表選考会に出場するほど競泳に明け暮れた青春を過ごし、その後プールでしか撮影しないフォトグラファーとして活動する。
2015年に株式会社Rockin’Poolを創設し、撮影以外にもプールイベントやプールアイテムの開発に尽力する。




70人のクラウドファンディング支援者の元気玉で実現した【第一回アモーレリフティング写真展】が先日無事終了。

私が副理事をやらせていただいているNPO法人日本プール利用推進協会として最初の企画だったので失敗できなかったのだが、事故なく、完遂できたこと、そして参加者の方に喜んでいただける企画になったこと、本当に嬉しく感じています。

支援者の方々、参加者の方々、撮影サポートいただいたスタッフの方々、ほりえくん、まろさん、野口さん、日大関係者の方々、本当にありがとうございました。

2年前に副理事の横山さんから最初にこの企画を聞いた時「喜んでもらえそう」という感情以上に「半身不随の方でも事故なく安全に撮影できるだろうか」という不安の方が正直大きかった。

健常者の家族でも水深2mの底でポーズを取ることは容易ではなく、ましては、プールで泳いだことのない障害を持つ方が家族と水中写真を撮ることの難しさは、過去の経験から一瞬で計算できた。

しかし、私は横山さんの提案を「難しい、危ない」で却下することよりも、どうやって実現するか、に思考を巡らし、テストを重ねた。

去年の6月にテスト撮影を実施し、1年の準備期間を経て、陸上から空気を送って連続して沈んでもらい、何かあればすぐに駆けつけれるように救出スタッフを万全に配置する方法に行き着いた。

ビフォーアフターの写真を見てもらえればわかるが、画像編集で救助スタッフを全て消してある。

レタッチのないナチュラルな写真が作品として優れてるのは分かっているが、それよりも参加者の安全が第一優先で、今はこれが正解だ。と思いたいが、参加者の反応を見るまでは不安だった。

ただ、その不安は写真展に見に来ていただいたファミリーの「子供に持ち上げてもらえる日がくるなんて想像もしてなかった。一生の宝物になります」という言葉で吹き飛んだ。

今まで一番準備期間が長く一番苦労した作品になったが、物凄い達成感を感じている。

なぜなら、ただの水中写真ではなく、写真によってプールの可能性を感じてもらえたこと。つまりプールでしできないことがあるということを知ってもらえるきっかけになったからだ。

陸上では”できない”ことも、無重力のプールの中でなら”できる”に変えられる。

そんなNPOの使命をアモーレリフティングの活動を通じて多くの方に知ってもらることがこのプロジェクトのミッションであり、私の人生のミッションでもあると思う。

全国42都道府県でアモーレリフティングを撮れるまでやり続けたい。来年は大阪か名古屋でやりたいねとチームで話している。

興味がある方がいたら是非お声がけ欲しい。

最高で唯一無二の家族写真を通じてプールの魅力や可能性を伝え、プールにいない人達にもプールに興味を持ってもらうきっかけを一緒に創りましょう。

西川さんが書いているように、アモーレリフティングは今後様々なところで実施できたらと考えています。
プール施設・展示場所・撮影サポート・撮影参加者の方々など、私たちだけの力では実現が難しいこの企画を実施するには、支えてくださる方のお力が必要となります。
協会サイト、SNS、メルマガで実施に関して発信していきますので、ぜひご協力いただけたらと思います。

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