インストラクター、プール関係者の皆様へ
日本のプールの現状をご存知でしょうか?
NPO法人日本プール利用推進協会代表理事の山本彩海です。
私は普段、フリーインストラクターとして日々プールでレッスンをしています。
2009年にフィットネス業界に関わるようになってから10年以上。
その間に、私の中で1つ大きく変わったことがあります。
それは「プールはずっとこのままなんだろうか?」という思いです。
これは、いい意味も悪い意味含んだ「このまま」か、という意味です。
このまま 日本にプールは残り続けることができるのだろうか?
このまま 日本のプールは使いづらい人がいるままなのだろうか?
スポーツ庁:体育・スポーツ施設現況調査によると、2018年までの10年間で屋内プールは約400減っています。
これはコロナ前のデータですので、現在のプール減少率はもっと高いかもしれません。
また、プールの利用者数も減っています。
スロープや障害者用トイレのない(バリアフリー化が進んでいない)公共プール施設数は日本に約60%存在しています。民間プールに関しては、さらにバリアフリー化は進んでいません。
他にも
「スイミングスクールに体験を申し込んだけど、車椅子対応が必要なため入会できなかった」
「オムツをつけたまま利用することができないため、プールを利用できない」
など、プールを利用したくても利用できない人が今の日本にはたくさんいるのです。
日本のプールに待っている未来とは?
プールのレッスンで見られる笑顔が好きで、会社員を辞めフリーインストラクターとして活動してきました。
だけど、今プールに来ることのできている人以外の「プールを使いたい、プールが必要」としている人たちに、果たして日本のプールは届いているのだろうか?
もしこのままプールの力が十分に届かなかったら、「お金のかかるもの」として認識されたままだったら、日本の未来にプールは残り続けることができるのだろうか?
プールの良さを一番知っているのは、今プールにいる人たちです。
プールを利用している人、プールで指導している人、プールを運営している人。
そんな「プールの中」だけで良さを共有しているだけだったら、プールは「行きたい人だけが行く娯楽施設」としてしか認識されず、どんどん減り続ける。
プールの現状を調べた時、そんな未来が頭をよぎりました。
今すぐにはそんなことは起こらないかもしれない。
でも、今行動しないとこの未来はどんどん現実のものとなっていく。
それを何とかしたいという思いでNPO法人を立ち上げ、活動してきました。
その活動は、普段のインストラクターの活動とは全くの別のものです。
なぜなら、「今目の前にいない人」に届ける活動だからです。
プールの外へ
プールの良さを伝えるには、プールの外に出て、いちインストラクターではできない方法を取らなくてはならない。
そのためにNPO法人日本プール利用推進協会では、理学療法士による研究活動や利益を目的としないイベントなどの広報活動、行政や国に対してプールの効果を訴えていく提言活動をしていきます。
設立2年で、何とかイベントを2回実施することができました。
2022年アモーレリフティング
2023年アモーレリフティング&プール運動会
3年目となる2024年度はいよいよ、研究活動を本格的に始めたいと思っています。
インストラクターではできないけど、プールのために必要なことを成し遂げたい。
もしこの思いに共感してくださる方がいたら、「マンスリーサポーター」という形で応援してくれませんか?
現在も活動に共感してサポーターになってくれている方はいますが、研究を進めるためにはさらなるサポーターの方が必要です。
2023年12月15日〜2024年2月14日まで、20人を目指したキャンペーンを行っています。
重力からの解放を日本中へ。活動を支えるマンスリーサポーター20人を募集します!
(寄付ページが開きます)
未来のプールのために、力を貸してくださいませんか?
12月26日19:00〜20:00 オンラインで私たちの活動についてお話しするイベントを行います。
\YouTubeライブ/ NPO法人日本プール利用推進協会活動説明会
ぜひそこで私たちの活動を深く知ってもらい、支援いただくきっかけとしていただけると嬉しいです。
プールを愛する皆様の応援をお待ちしております。
NPO法人日本プール利用推進協会 代表理事 山本彩海